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「自分が頑張ればいい」ではないのかもしれない|本の感想と寄付の話

こんにちは!Rolo.アクセサリーのakiです。

アクセサリーと関係のない話なのですが、最近読んだ本がとても面白かったのでちょっと紹介させてください。

田内学さんの『お金の不安という幻想 一生働く時代で希望をつかむ8つの視点』。

一見、お金の本?という感じなんですが

私がこれまで日本に住みながら日本人やらせてもらいながら、ずっと感じてきた違和感をしっかりことばにしてくれてる感じのする本です。

経済の中心はモノからカネへ

本の中で印象的だった話として、経済の中で重要視されるものが、時代とともに変化してきたこと。

昔は「モノ」が重視され、そこから「カネ」が大きな力を持つ時代へ。

そして、人口減少や人手不足が進むこの先の社会は、いくらお金があっても人がいなければ意味がない。

再び「ヒト」の価値が重要になっていくのではないか?という考え方です。

当然、著者の解釈も含まれています。

でもこの話は、一考する価値がある。私自身、経済的に自立することが大切だと考えて生きてきた人間だからです。

私の価値観は、私の家系が自営業というのも関係はあるものの・・

  • 大人になれば、自分の生活は自分で守る。
  • 結果が出なければ、自分の努力が足りないだけ。

そんな価値観は自分にとって当たり前になっていて、

実際のところ、何が起きたときも
「自責で捉えないと改善できない」と思いなおすことが大切だと思って生きてる節があります。

…でも、人生には自分の努力だけではどうにもできないこともありませんか?

生まれ育った家庭、
そのときの景気、
社会の仕組み。

さまざまな外部影響を受けているにもかかわらず、大人になると「すべてあなたのせい」のように扱われている感覚がする。

だから私もその風潮の中で生きるために、むりくり自責で考えてるのかもしれません。

 

ただ、その結果

自分や家族の生活を守ることに精一杯で

周りの人や社会のことまで考える余裕を持ちにくくなっている気がする。

お金があれば幸せになるのか

経済的に自立すること。

お金を稼ぎ、生活を安定させること。

どちらも、今の私にとってこれはまさに土台です。

でも、今の自分たちさえ良ければ それで幸せなのか?

ずっと疑問はありました。

今は隣に住んでいる人のことでさえよく知らない時代です。

誰かを簡単に信頼できなかったり、協力できなかったり、困ったとき一人で抱え込んでしまったり。

 

正直にいえば、

だからといって集団には「しがらみ」も生まれやすく・・・私は「島国根性」を身近に感じると、日本人ながらものすごく嫌悪してしまいます。

ただ、個人個人が経済的な豊かさを追い求めた結果、お互いを支え合う意識が薄れてきた部分もあるのではないか。

「子どもの未来」の責任の所在

特に考えさせられたのが、日本の少子化と子育てを取り巻く環境について。

子どもが欲しくても、十分に育てていけるだけの経済力があるのか。

教育費や生活費、
あと自分たちの老後のことまで考えると・・

結果、子どもを持つことを求めなくなってる私の世代も多い。

子どもを持つかどうかは個人の自由なんですけど

この状況って、この思考って本当に、その人たちだけの問題なの??と思います。

親が子どもを大切に思っていても、生活を守るために働かないといけない。

忙しさや経済的な不安から、子どもに十分に向き合う余裕を持てない。

そして子どもの頃に感じた孤独や不安が、大人になってからの人生の選択に影響することもあるのではないでしょうか。

だからこそ、子どもの成長を親の努力だけに任せるのではなく、家庭を社会全体で支えられる仕組みが必要なのではないか?

私にできることを考えた

とはいえ、私も小さなお店を運営しながら、自分の生活を守るためになんとか働いているちっぽけな一人。

「社会は変わらないけど、自分の手に届く範囲だけでも」と頑張ってきた節もあって、社会問題に対しては「変わらないのでは」とやや悲観的な方でもあります。

 

でも、すでに社会問題に向き合い、本気で活動している人たちがいる。

それなら、その活動をお金という形で応援することはできるかも?

と、この本を読んでいて思いました。

 

お金が中心になった社会に違和感を抱きながら、結局、お金を通して誰かを支えようとすることに皮肉を感じなくもありませんが、今はどんなに素晴らしい活動でも続けるためにはお金が必要です。

活動する人にも生活があって、場所を借りたり、必要なものを揃えたりするにも費用がかかります。

月1,000円から始めてみました

お金

今回、いくつかの団体について調べた中で気になったのが、認定NPO法人Learning for Allの活動。

子どもたちへの食事や学習支援だけでなく、安心して過ごせる居場所づくりや保護者への相談支援。

さらに支援が必要な家庭へ適切な支援が届くよう、社会の仕組みづくりにも取り組んでいます。

子どもだけでなく、子どもが育つ家庭や環境を支える。

その考え方に惹かれて、まずは月1,000円から寄付を始めることにしました。

1,000円。

小さなお金ですが、どんなお金も1円の積み重ね。

今の自分にできることからまずは始めようと思いました。

自分の活動でいただいたお金は、問題意識がありながら、自分では手の届かない活動をしてくださる方々へ回す。

 

私がRolo.を始めたのは、金属アレルギーでおしゃれを諦めていた自分自身の経験がきっかけでした。

アクセサリーを楽しみたくても見つからない。そんな昔の自分のような女性が、自分よりもずっと自由におしゃれを楽しめるように。

ブランド運営をしていると、自分の活動は、社会にとってどんな意味を持てるのか?と考えることも増えました。

今回、良い本に出会えて良かった。
ひとつの小さな選択肢が見つかった気がします。

Rolo.で生み出したお金の一部が、子どもの安心できる居場所や、未来の可能性を支える活動につながるなら本望です。

これからも自分の生活やお店を大切にしながら、無理のない形で続けていけたらと思います。

今回読んだ本、レビューも多くて参考になると思うのでぜひ読んでみてくださいね。

『お金の不安という幻想 一生働く時代で希望をつかむ8つの視点』田内 学