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アクセサリーに使われる金属の種類について

こんにちは!Roloアクセサリーのakiです。

  • 錆びにくいものが欲しい
  • 金属アレルギーになりにくいものが欲しい
  • 価値が知りたい

今回はこんな方向けに、アクセサリーに使われる主な金属素材の種類や、その特徴について・・それぞれの特性や価値、金属アレルギーになりやすいかどうかを解説します!

錆びる金属

↑こちらは、代表金属の錆びやすさ・錆びにくさをまとめた表です。

この中で錆びる可能性が高くてアクセサリーによく使われている表記は

  • 合金
  • ニッケルフリー
  • 真鍮

あと、実はステンレスも・・・。こちらは後述します。

合金

合金。というと、亜鉛合金・チタン合金など結構色々あります。

ただの「合金」も「〇〇合金」も、大抵が価格を安価で衝撃に強いアクセサリーにするために色々な金属を合金にしている、ということなので、何が混ざっててもおかしくないと思ってください。

ニッケル

ニッケルとは、50円玉や100円玉にも使われているくらい触れる機会が多い金属です。

価格はおおよそ1gあたり1.7円と、値段が安く、銀白色の光沢があって加工がしやすい。さらに(すぐ錆びる金属よりは)錆びにくいと言われるため、アクセサリーでは合金・ニッケルフリー・ニッケルオフ・ノンニッケルなど、あらゆるアクセサリーに使われています。

なぜニッケルはアレルギーを起こすの?

ニッケルは金属アレルギーになりやすい代表金属としても有名です。金属アレルギーさんの大半は、このニッケルアレルギーが原因でかゆくなっています。

金属アレルギーとは、汗をかいたときに金属に含まれている銀イオンが溶け出し、皮膚のタンパク質と合体してアレルゲンになった時に、炎症を起こしてしまう現象です。

ざっくり言うと、ニッケルは他の金属に比べるとこの銀イオンが溶け出やすいので、金属アレルギーが起こりやすいのです。

真鍮

真鍮は、主に亜鉛と銅の合金です。黄銅とも言われ、亜鉛と銅の配合を変えたり加える熱によって色が変わります。
英語ではBrass(ブラス)と呼ばれ、ブラスバンドで使われているホルンやトランペットなどの金管楽器も主にBrass(ブラス)で作られています。

ちなみに1gあたりは0.7円程度でこちらもほぼkgで取引されています。

見た目には金のような輝きで、アクセサリーにも親しまれています。

なぜ真鍮はアレルギーを起こすの?

これは、ざっくりいうと真鍮がさびやすい金属だからです。
他の金属でも共通して、サビ=金属イオンです。このサビが耳・首・指などのかゆみを引き起こし金属アレルギーの原因になってきます。

なので、金属アレルギーが起きやすいか起きにくいかというのは、金属が錆びるか錆びないかが重要でもあります。

ステンレス

ステンレスは略称で、ステンレススチール(Stainless Steel)が正しい名前です。Stainlessは「錆びにくい、汚れない」、Steelは「鋼」の意味があります。

このことからもステンレスは「錆びにくく、汚れにくい鋼」ということです。基本的にステンレスは、鉄を主成分にして、そこにニッケルなどを含有させた合金鋼で錆びにくさを維持しています。この錆びにくい性質や腐食・酸化・熱に耐えるという性質のおかげで、世界中、各方面で使われています。

ステンレスと一括りに言っても実は色んな種類があり、有名なSUS304というステンレスは1gあたり0.2円。こんなに安いので取引はほとんどkg単位です。

アクセサリー的にいうと、ステンレスは鉄・ニッケルなどの合金ですので、金属アレルギーになりやすいです。

ステンレスが錆びに強いといわれる所以の“酸化膜”は塩化物に弱いため、長時間汗をかく状態で使いっぱなすと錆びと金属アレルギーの原因になります。

そこでサージカルステンレスという医療用ステンレスが使われることが多いのですが、実は「サージカルステンレス」は、316Lという分類のステンレスのことを俗称でサージカルステンレスと呼ばれていて、金属アレルギー対応と言われることが多いのです。サージカルステンレスを使ってみたい方は、最低限きちんと分類名まで記載してくれてるものを使ってほしいので、知っておいたほうが良いです。

錆びない金属

厳密には金属なので“錆びない”ことはありませんが、かなり錆びにくい金属はあります。

  • ゴールド
  • プラチナ(白銀)
  • シルバー

そして例外にチタンがあります。

ゴールド

ゴールドは、変色や腐食をしにくいのが特徴で、こちらも取引価値が高い金属。

金属価値は、1gあたり8,707円(2021年10月現在)です。

ゴールドといっても表記が多いですよね。
ゴールドも、プラチナやシルバーと同じく柔らかいので変形しやすく、アクセサリーには硬い金属と混ぜて使われています。

「24K」(金100%)
「18K」(金75%)
「14K」(金58%)
「10K」(金42%)

とこのように、金の含有率によって表記が違います。24Kだと柔らかいので、アクセサリーで多く見かけるのは18K〜10Kになります。

こちらも、金属アレルギーが起こりにくい金属として人気ですが、含有率には注意が必要です。

「GP」と「GF」について

ゴールドのアクセサリーを探すと、ほぼ100%見かける
「GP」(ゴールドプレーテッド)
「GF」(ゴールドフィルド)

これは、どちらも金属の表面に施すコーティング(メッキ)のことです。メッキ加工という意味は同じですが、その分厚さには雲泥の差がありまして

GP(ゴールドプレーテッド)<<<GF(ゴールドフィルド)約100倍!

という圧倒的に金の分厚さが違います。GPは、メッキ膜を張ったような状態なので剥がれやすいですが、それに比べてGFは金部分が分厚いので、通常の金メッキに比べると長期間使用しても剥がれることがほとんどありません。
金属アレルギーを気にしてどちらかを選ぶなら、絶対GFを選びましょう。GPを選ぶ場合は、地金が安全な金属かを確認してから選びましょう。

プラチナ

プラチナは白く、変色変質しない希少価値が高い素材です。

金属価値は1gあたり4,677円(2021年4月現在)。これだけでも、プラチナの価値が分かりますね。

結婚指輪や婚約指輪でも有名ですが、アクセサリーにもよく使われています。

アクセサリーで使うメリットとして「変色・変質しにくい」「日本人の肌に馴染みやすい」「加工しやすい」などがあります。そのためデザインバリエーションが出しやすい金属と言えます。

また、プラチナも柔らかい金属なので、アクセサリーに使うときは他の硬い金属と混ぜて作られるのが一般的。純度を表す表記には
「Pt900」(プラチナ90%、パラジウム10%)
「Pt950」(プラチナ98%、ルテニウム2%)
が使われています。

日本では「Pt850」以上でなければプラチナとしては扱わないと定められています。

金属アレルギーが起こりにくい金属としても人気です。

シルバー

産出や加工の歴史は古く、紀元前2600年ごろから始まったとされているシルバー。

アクセサリーとして使われるものでは「シルバ−925」が有名ですが、シルバー925をアクセサリーとして世界で初めて販売したのは、ジュエリーブランドとして有名な「ティファニー」です。

素材としては「柔らかい」「伸ばしやすい」「錆びにくい」などの特徴があり、アクセサリーとしては酸化しにくいことから金属アレルギーを引き起こしにくい金属としても人気です。

注意が必要なのは、アクセサリーの強度を上げるために使っている7.5%の割金。一般的には銅を使いますが、業者によっては安く仕上げるためにニッケル合金を使ってシルバー925と表記しているものもあります。

こういった金属アレルギーの心配をして欲しくないので、Rolo.ブランドでは、1点ずつ着用テストを行っています。

金属が柔らかいので、オープンリングはサイズの微調整が効くのもポイント。

▶︎シルバー925アクセサリーを見る

シルバーは錆びないの?

シルバーを着用せずに放置していたら、黒くなってしまった!という経験をされた方がよくいます。実はそれは錆びではありません。硫黄と塩分にシルバーが反応した「硫化」現象です。

錆びは金属そのものが腐食しボロボロになるため磨いても修復困難ですが、硫化は金属の表面を磨くと元の輝きを取り戻します。

チタン

チタンは、レアメタルと呼ばれる一種で、「軽い」「強度が強い」「錆びにくい」という特性があります。チタンは金属アレルギーを起こしにくく、アクセサリーとしても人気の金属です。

純チタンで1gあたり0.25円。ネックレス、ピアス、指輪、ブレスレット、バングルなど幅広く使われますが、他の金属に比べて加工を施すのが難しいため、アクセサリーの中では、他に比べると最終的に金額がやや高めになります。

金属の特徴はちょっと理解していただけましたでしょうか??その価値や特性を知って、自分に合ったアクセサリー選びをする参考にしてみてください♪*.。