こんにちは!Rolo.アクセサリーのakiです。
「自分の誕生石はコレ」って、
なんとなく覚えている方も多いと思います。
私もそのひとりで、11月生まれなのでトパーズにどこか特別感を持っていました。
「自分の誕生石って何となくいいな」と思っていた気がします。
でも最近ふと疑問が湧いてきました。
「誕生石って、いつ、誰が決めたんだろう?」
誕生石の歴史

気になりすぎて調べていくと、
誕生石のルーツは、旧約聖書に登場する
「さばきの胸当て」と呼ばれる装飾にある
と言われています。
そこには12種類の宝石が並べられていましたが、
これは、イスラエルの12部族を象徴するものでした。
この時代から「宝石には意味がある」という考え方が広がっていきます。
ただ、この時点ではまだ
“誕生月”と石には因果関係がありません。
あくまで“象徴としての石”でした。

その後、中世ヨーロッパになると、占星術やお守り文化と結びつき、「この時期にはこの石」という考え方が少しずつ広まっていきます。
でも、ここもまだ統一されたものではなく、地域ごとにバラバラ。
現在のような形に整えられたのは、意外と最近です。
1912年、
American National Retail Jewelers Association(アメリカ全国小売宝飾商協会)が誕生石の一覧を定め、今のベースができました。

この団体は、20世紀初頭のアメリカ合衆国で宝飾業界の小売業者を代表する業界団体です。
この誕生石リストの策定を主導したことで特に知られていて、宝石の文化的・商業的普及に大きな影響を与えました。
・・・なので
分かってはいたものの、
ここまで掘り下げてしまうとロマンの無いことを話してしまっていますが、誕生石も歴史の積み重ねではあるものの、最後は業界が決めたもの。
「自分を表す石」が、
業界団体の整えた仕組みといわれると
さすがに多少は冷静な気持ちになります。笑
子どもの頃のあの、
トパーズへの憧れ感とか
なんだったんでしょうか。

昔はトパーズになんとなく
自分を重ねる認識がありました。
たとえばトパーズの意味は「希望」や「誠実」。
だから、私はまわりに希望を届けられるようになろうとか、誠実でいようとか、
なんとなく重ねてきました。
それは別に、こういう歴史を見たからといって、トパーズに対しては今でもそういう気持ちはあります。
似合うトパーズに出会えたら、私はきっと欲しいと思うでしょう。
でも結局いまよく身につけているジュエリーは・・
- 肌に合うか
- 自分に馴染むか
- その日の気分に合うか
いつもそんな基準で選んでいて、
誕生石とは少し離れた生活を送っています。
最近、天然石をリリースしたんですが
ハーキマーダイヤにシリマナイト。
天然石を選ぶときですら、
誕生石を意識していなかった私もいる。
もしかすると誕生石って、
“自分を知るもの”というより、
“理由をつくるためのもの”という要素が強いのかもしれません。

たとえば、誰かに誕生日プレゼントを贈るとき。
「誕生日だからこの石にしてみよう」
って選びやすいと思いませんか?
それだけで、すごく意味のある贈り物になる。
すごくよくできた仕組みだと思います。
(だいぶ冷静な言い方ですみません)
でも、それをそのまま自分用に当てはめると、
少しだけズレることもある。
誕生石は意味をくれるけれど、
今の私に似合うかどうかは、別の話かもしれない。
だから私は、天然石ジュエリーを選ぶとき、
誕生石で決めるのもお守りらしくて素敵だけど、
こだわらなくてもいいと思います。
意味を込めてもいいし、
好きなものを選んでもいいし、
似合うものを選んでもいい。
石である必要すら、ないのかもしれません。
意味付けするのはいつも人間で、
「あとから意味がつけられてきた」流れを見ると、
やっぱり、つまるところは「自分次第」なのかなと感じてしまいました。

如何でしょう?誕生石って、知ると面白い文化だと思いませんか?
でも同時に、それに縛られすぎなくてもいいものでもあります。
「自分の石だから選ぶ」でも良し、
「ただ好きだから選ぶ」でも良し。
その中で、もし“しっくりくるもの”に出会えたら
それがきっと、自分にとっての正解だと思います。




