こんにちは!Roloアクセサリーのakiです。
金属アレルギーになると「パッチテスト」という言葉を目にしませんか?
興味はあるけど・・
- 病院に通うのはめんどう…
- もっと手軽にできたらやりたいけど…
こんな風に思ったことありませんか??
そんな方向けに今回は、金属アレルギーのパッチテストで分かることや、自分でパッチテストをする方法などについてまとめていきたいと思います。
パッチテストとは
パッチテストとは、アレルギーになり得る物質を直接48時間、肌(多いのは背中)に貼り付けて、そこから約1週間かけて、具体的に何がアレルギー原因か確認する検査です。
使用されるパッチテストにはメジャーなものが2種類あります。
1つは、佐藤製薬株式会社のパッチテストパネル(S)。これは22種類もの原因物質を調べることができます。
種類 | アレルゲン | ||
金属 | ニッケル | コバルト | クロム |
金 | |||
樹脂 | ロジン | ペルーバルサム | ブチルフェノールホルムアルデヒド |
エポキシ | |||
香料 | 香料ミックス | ||
防腐剤 | パラベンミックス | イソチアゾリノンミックス | ホルムアルデヒド |
ゴム硬化剤 | カルバミックス | メルカプベンゾチアゾール | メルカプトミックス |
チウラムミックス | |||
染料 | パラフェニレンジアミン | ||
油脂 | ラノリンアルコール | ||
ゴム老化防止剤 | 黒色ゴムミックス | ||
抗生物質 | フラジオマイシン硫酸塩 | ||
局所麻酔剤 | カインミックス | ||
水銀化合物 | チメロサール |
細かい物質名はちょっと難しい名前のものが多いですが、表の左列の項目が分かるってことですね。
金属パッチテスト
もう1つは、鳥居薬品株式会社が提供している金属パッチテストです。こちらは15種類の金属を調べることができます。
塩化アルミニウム | 塩化コバルト | 塩化第二スズ |
塩化第二鉄 | ヘキサクロロ白金酸 | 塩化パラジウム |
塩化マンガン | 三塩化インジウム | 四塩化イリジウム |
臭化銀 | 重クロム酸カリウム | 硫酸ニッケル |
塩化亜鉛 | テトラクロロ金酸 | 硫酸銅 |
さっきのパネルは、広い範囲でさまざまな化学物質が分かるものの、金属はニッケル、コバルト、クロム、金の4種類しか分かりませんでした。
そういう意味で、金属を知るならこちらの方が良さそうです。
パッチテストで分かること
パッチテストでは、金属やお化粧品・ゴム・髪染め製品など化学製品の成分に、自分はかぶれてしまうのか?を確認することができます。
原因物質が分かれば、これまで「このお化粧品でかぶれているのかも…?」「この髪染めでかぶれているのかも…?」と漠然と思っていた不安ごとに、一つの結論が出るかもしれません。
パッチテストは自分でできる?
パッチテストパネルは購入できる?
これらのパッチテストパネルは、私的購入ができません。医療関係者のみに販売されているので、やってみたい場合はやっぱり病院・クリニックに通院するしかありません。
ちなみに検査費用はパッチテストパネル(S)で5,810円(保険適用3割負担)。金属パッチテストで約1,000円(保険適用3割負担)。ここに診察料などが別でかかります。
最初はどこに問い合わせていいか分からないと思いますが、まずは身近な皮膚科の先生に相談すれば、ご紹介いただけると思います。
パッチテストしか金属アレルギーを調べる手段はない
金属アレルギーの身体検査について調べていった結果「金属アレルギーかどうか」をきちんと調べる方法は、直接お肌に金属を接触し続けて様子をみるパッチテストしか、今のところ方法はないようです。
つまり、自分で何とか知りたいなら、対象となる金属を自分に貼り付ける、もしくは身に着ける以外に方法がないんです。
貼り付ける、だけで考えればテストキットに拘らず、ニッケルは100円玉や500円玉、亜鉛は5円玉、金は金箔など…身の回りのものでも代用は可能です。
原因になりやすい金属は避けて試そう
100円玉などでセルフチェックするなら「何が使えないか」より「何が使えそうなのか」を中心に行う方がおすすめ。
たとえば金属アレルギーになりやすい金属に、ニッケル・コバルト・スズなどがあります。パッチテストについて調べている方は、少なからずこういう金属でかぶれた経験があるのではないでしょうか??
それなのにこれらの金属からあえてパッチテストして確認すると、ダメだった時に「やっぱりな」で終わってしまいます。それよりは「金属アレルギーになりにくい金属」から試して「自分は何の金属なら使えるのか?」を試す方が、金属アレルギーの問題解決には前向きな近道になります。
パッチテストしなくても安心できるアクセサリーを
このように、パッチテストはきちんとしようとすれば病院に行く必要がありますし、自分でやるにしても、金属を貼り付けたり身につけたりしなければなりません。
金属アレルギーの私がいざアレルギーになってしまって分かったことは、「どんなに可愛いアクセサリーも、結局、金属アレルギー対応と書かれていても使えるかどうかは試してみないと分からない」でした。
試さないことには結局分からないんですよね。
当店ではその経験を踏まえて、金属アレルギーになりにくい素材を選びながら、私自身が着用テストを行ったアイテムのみを取り扱うことにしています。
aki
自分でパッチテストまとめ
- 病院と同じ内容のテストは自分でできない
- 気になる金属でできた小物を代用して貼り付ける・身に着ける方法ならできる
いかがだったでしょうか?
自分でやるには身近な金属を調べてみて、貼り付けることになります。パッチテストで何をやるのか、何が分かるのか、少しでも参考になれば幸いです(^^*)