こんにちは!金属アレルギーのakiです。
私は金属アレルギー症状が出ると、かゆみ・赤みと同時に、ピアスホールから変な液体が出てきたことがあります・・。
この液体、放置しても大丈夫な場合とダメな場合があります。なので今回は、このピアスホールから出てくる変な液体は何なのか?原因と対処法について解説します!
目次
変な液体:3つの可能性
ピアスホールから液体が出てきた理由は、主に3つあります。
- ピアスホールから組織液が出てきた
- ピアスホールが化膿した
- 金属アレルギー反応
1. ピアスホールから組織液が出てきた
液体が白から薄黄色くらいで、全体的に透き通っていれば(血液が混ざることもあります)、組織液が出てきたのかもしれません。
かゆさはありません。時間が経つと、液体がパリパリ、カサカサとして全体的にサラッとしています。
組織液が出てくるのは身体の普通の反応なので、異常があったから出ているわけではありません。心配しなくても大丈夫です。
なんだか気になって触りすぎるとピアスホールを傷つけるので、触りすぎず、放置してOK。
2. ピアスホールが化膿した
ピアスホールが化膿しているかどうかは液体の色や痒みからも判断できまして、液体は黄色から黄緑色に濁っています。
乾きにくくてネチャネチャ、ネトネトと粘り気があるのが特徴です。
そして、すごく痒いです‥。
耳に着けているピアスをいじりすぎたり、身体の免疫力が落ちたり(疲れていたり)すると、細菌感染で化膿しやすくなります。
そのまま放置はNG。気付いたら必ずピアスを外してシャワーやお湯で洗い流しましょう。
また、硬いピアスキャッチをムリヤリ使うと、それだけで耳から流血することがあります。
aki
3. 金属アレルギー反応
液体が白から薄黄色くらい、全体的に透き通っていますが、かゆみ・赤み・発疹が伴う場合、金属アレルギーの可能性があります。同じピアスで2回以上同じことが起きてしまったら、まず疑いましょう。
最初はかゆみがないこともありますし、数回程度だと「化膿しちゃったのかな?」としか思わず、気付くのに時間がかかることも・・
金属アレルギーは、皮膚が弱い箇所ほど、症状が出やすいです。
そのため、ピアスはネックレス・リング・ブレスレットなどよりも金属アレルギーを発症しやすい箇所。かゆくなったら、まず対象のピアスを外しましょう。
金属アレルギーだと、そのまま同じピアスを使うことはできないので、素材を変える必要があります。
ただ金属アレルギーの厄介な点は、なんの金属がアレルギーなのかを病院で診断しない限り、その後使うアクセサリーは、「とにかく身につけてみないと分からない」ということです…。
化膿した時の対処法
1. ぬるま湯・シャワーで汚れを落とす
まずはぬるま湯やシャワーと石鹸などで洗い流しましょう。
この時、消毒液を使いたいという方がいますが、消毒液のアルコールは傷口に使うと刺激が強くて新しくかぶれる原因になります。石鹸程度で十分なので、消毒液は使わないようにしましょう。
洗い流したら、清潔なティッシュやガーゼで、膿を取り出しましょう。
2. 膿は取れなければ一旦そのままで
膿に気づいたら、気になって意地でも取りたくなる方もいますが・・カサブタと同じく、無理に引きはがすとさらに炎症するので、無理して引きはがさず、ずっと取れなければ、我慢せずに皮膚科を受診しましょう。
3. 症状がひどい方は皮膚科を受診
化膿・肌荒れ・金属アレルギーを一通り経験した上でおすすめしたいのは、症状がひどい時は皮膚科を受診しお薬を処方いただくと、治りも早いこと。
市販のお薬はどれを使うのか探すのに時間がかかる上、症状と違ったものを使ってしまうこともあります。皮膚科を一度受診してしまえば、さくっと先生に診断していただき的確なお薬をいただけるので、時間とお金のコスト面でもおすすめ。
金属アレルギーのピアス選び
原因が金属アレルギーだった場合、症状が落ち着いたとしても、今度は「ピアスをつけることができない・・・」という悩みに当たります。
金属アレルギーになったからといって、アクセサリーを諦める必要はありません。金属アレルギーでも使える金属はあります。「金属アレルギーになりにくい金属」の記事も参考にしてみてください▼
アレルギーさんがまず避けるべき金属表記
- 合金
- ニッケルフリー ・ノンニッケル
- 〇〇ポスト
金属アレルギーなら、まずこの3つの表記は避けましょう。再び耳から液体、ボツボツが発症する確率が高いです。
合金
「合金」としか書いていないものは、私の経験上、ニッケルなどの金属アレルギーを引き起こしやすい金属のケースしかありませんでした。例外なしで避けるべきです。
ニッケルフリー・ノンニッケル
とくに「ニッケルフリー 」は「金属アレルギーにも優しいニッケルフリー 」と表記している商品がたくさんあるので、一見「大丈夫なのかな??」と思われがちですが、私はニッケルフリーもノンニッケルも金属アレルギーになりました。
この表記は「ニッケルを含まない」という意味ではありません。
〇〇ポスト
「〇〇ポスト」は、使えるデザインが限られています。なぜなら、ポストだけをアレルギー対策してもほとんど意味がなく、本体の金属が耳に触れて結局は金属アレルギーを引き起こしたからです。汗
例外に、ポスト以外がアクリルでできていたり、長くて垂れ下がったデザインのピアスなら、耳に金属が触れないという理由で、安全なものもあると思います。
でもそこを注意しながらショッピングするととても時間がかかる上に、かけた時間のわりに失敗する可能性があるので、もう最初からその基準でピアスを選ばない方がおすすめです。
金属アレルギーになりにくい金属を選ぶ
避ける金属はなんとなく分かった。その上で、さっきの3つ以外ならなんでも大丈夫なの?というとそれは違います。
例えば、よく金属アレルギーになるのか?ならないのか?と浮上してくる金属に「亜鉛」「ステンレス」「真鍮」があります。
真鍮は最近、おしゃれなアクセサリーでよく見かけますし、ステンレスはサージカルステンレスも有名ですよね。
ショップ様によって色々な表記がありますが、どうしても、自分がなんの金属でアレルギーになったのかを病院で明確にしてもらっていない限り、100%大丈夫と保証するものは何もないことだけは確かなのです。。。
それでも、診断してもらうことにわざわざ時間をかけ、病院に行くことが億劫な人もいますよね。
そんな方に知っておいていただきたいのは、金属アレルギーを引き起こしにくいと言われる金属です。
一般的に金属アレルギーの方でも良く使われている金属は
- ゴールド(金)
- シルバー(銀)
- 純チタン
- プラチナ
私も、金属アレルギーになって以降、つけていても大丈夫だった金属は、プラチナとシルバーです。
金属アレルギーさんのアクセサリーショップRolo
Roloでは、私の金属アレルギーな実体験を踏まえて、同じ金属アレルギーの方に、ストレスフリーなお買い物をして、安心してアクセサリーを使ってほしい
という想いから商品を選んでいます。
金属アレルギーの私がセレクトした後に、1点ずつ、着用テストをした結果を見てから商品を出品しています。
金属アレルギーの自分でも使える金属が分かるようになると、使いながらヒヤヒヤすることもありませんし、ピアス選びも自由で楽しくなりますよ(*^^)
aki
液体の感触で早めの対処を
如何でしたでしょうか??変な液体の原因には
- ピアスホールから組織液が出てきた
- ピアスホールが化膿した
- 金属アレルギー反応
これらの原因があります。サラッとしているなら、ただの組織液なので気にしなくても大丈夫でしょう。
金属アレルギーが疑われる場合は、使う金属を変えていく必要があります。私は金属アレルギーになっても往生際が悪かったので、ピンキーリングならいけるか!?と色々試した時期もありましたが、やっぱり金属がダメならサイズが小さくても関係ありませんでした(^^;)
aki
皆様はこんなことをしなくても良いように、耳の異常には早めに対応してあげてくださいね*.。