こんにちは!Roloアクセサリーのakiです。
今回は「パラジウム」について解説します。
どのように使われ、金属アレルギーさんは使えるのか??というところも書いていきます!
パラジウムとは?
↑パラジウムの外見。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
パラジウムは金やプラチナなどと同じ貴金属です。錆びにくく、変色もしにくい特徴を持ったシルバー色の綺麗な金属です。
パラジウムは他の貴金属と違い、産出がプラチナなどの副産物として回収されるため希少性が高く、実は買取相場が金やプラチナよりも高くなってきています。
パラジウムの主な用途
パラジウムは鉄と同じくらい融点が低くて加工しやすいことから、さまざまな分野で利用されています。用途は主に
- 歯科治療の「銀歯」
- アクセサリーのプラチナやゴールドジュエリーの割金
- 電子部品
- 自動車の排ガス触媒 (排ガスに含まれる有害な化学物質を浄化するもの)
これらに使われています。
ジュエリーの割金にも使われています。貴金属は純度100%でないかぎりパラジウムをはじめとする他金属と合金されています。
パラジウムは金属アレルギーになる?
このよくある疑問は、やはりパラジウムが金属アレルギーを引き起こしやすい金属だからです。
見た目はプラチナに似ていて美しく、変色しにくい・錆びにくい特徴から「金属アレルギーでも大丈夫なのかな?」と思われがちですが、実は金属アレルギーの症例で最も有名なニッケルと元素レベルでの属性が同じでもあります。
ニッケルより金属アレルギーをはっきり感じる方が少なく、アクセサリーやジュエリーではそんなに厳しくありませんが、歯科業界では人体への影響が問題視されています。
そのためドイツの歯科医療では「銅を含有するパラジウム合金は使用しないこと」とはっきりと禁止勧告されています。
パラジウムが使われているジュエリー
そんなパラジウムは、宝飾品ではかなり使われています。
- プラチナ Pt900
- ホワイトゴールド
- シャンパンゴールド
- ピンクゴールド
- パラジウムシルバー
あえて表記されなくても、プラチナ合金にはほぼ使われていると思った方が良いでしょう。
仕上がりの美しさや相性から、パラジウム以上にプラチナと相性がいい金属はないことから割金としてよく使われているようです。もうパラジウム無しにはプラチナジュエリーが成り立たないと言われるほどです。
とはいえ、金属アレルギーの私としては、じゃあプラチナジュエリーはひとまず諦めるべきか‥と思ってしまうのですが‥
金属アレルギーに悩まされている人でも、プラチナを使えている人が多数いることも事実。
現在使えているプラチナジュエリーがあれば使用してもいいと思いますが、もしもプラチナジュエリーで金属アレルギーが起こった場合、パラジウムが原因になった可能性が高いです。
もしも金属アレルギーが起きた場合は、それ以降プラチナは避けたほうが良いですが、もし1点9~30万円前後の予算があるのなら、純プラチナアクセサリーというのものも存在します。
高価なので、普段使いしにくいかもしれませんが‥どうしてもプラチナを使いたい場合、そういう選択肢もあります。
金属アレルギー対応のアクセサリーショップRolo
Roloは、金属アレルギーの私による金属アレルギーさんのためのショップです。
取り扱い金属は、主にシルバー925 製品が多いです。シルバー製品は錆びにくく、長く愛用していくと硫化によって少し変色することもありますが、簡単なお手入れで元の色味に戻ります。
また、硫化現象は「いぶし銀」とも呼ばれ、味わい深いデザインとしても親しまれています(^^)
各商品、モニターテストを実施
シルバー925のアクセサリーの中には、実は割金にニッケルを使ったものや、実はシルバーの含有率が92.5%以下なのにシルバー925と謳っている、いわゆる偽物も市場に存在しています。
Roloは、こういった問題のせいで金属アレルギーさんが「大丈夫って書いてあったのに、結局かゆくなった…」という残念な経験をしては意味がないと思っています。
そのため、1つ1つのアクセサリーを金属アレルギーである私自身で事前にモニターテスト。本当に使えるかどうかを確認した後、取り扱いを決めて販売しております。
aki
今回のまとめ
パラジウムについて少しでも理解は深まったでしょうか?
- プラチナと非常に相性が良く、主にプラチナ・ゴールドジュエリーの割金で使われている。
- ニッケルと近い属性で金属アレルギーを引き起こしやすいので、購入時は記載がなくてもプラチナ製品の事前確認は必要。
疑問をはっきりさせて、アクセサリーライフを楽しみましょう(^^*)