こんにちは!Rolo.アクセサリーのakiです。
先日、お客様からこんなご質問をいただきました。
これはとても深い質問で「なるほど、これは確かに気になるポイントだな」と私自身も考えさせられました。
なので今回は、金メッキの仕組みや下地に使われる金属について、できるだけ分かりやすくまとめてみます。
金属アレルギーが心配な方にとって、少しでも安心してゴールドのアクセサリーを選べるように、参考になればうれしいです。
金メッキはどうやって作られる?
金メッキは、大きく分けると「湿式メッキ」と「乾式メッキ」があります。
アクセサリーで一般的に使われるのは、湿式メッキ(電気メッキ)です。
湿式メッキ(電気メッキ)
- 液体に金属を沈めて、電流を流すことで均一にコーティング。
- 均一性が高く、コストも抑えやすい。
乾式メッキ(真空蒸着など)
- 真空中で金を蒸発させて付着させる方法。
- 腕時計や工業製品など、高耐久を求められる製品に多い。
湿式メッキが一般的ですが、実は「乾式メッキ」という方法もあります。
真空の中で金属を蒸発させて付着させる方法で、ニッケルを下地に使わないケースが多いため、金属アレルギーの方にとっては安心度がさらに高いのが特徴です。
ただその分コストはどうしても上がりやすく、湿式に比べると1.5〜2倍近い販売価格になることも。
それでも絶対に避けたい方にとって、選択肢として覚えておく価値があります。
私が取り扱っているセレクト商品の多くは、説明書に「電気メッキ」とあるので、ほとんどが湿式の電気メッキだと思います。
なぜニッケルは下地に使われる?
金(ゴールド)はかなりやわらかい金属なので、メッキにそのまま使おうとすると、剥がれやすくなります。
そこで、間に「下地メッキ」を入れて密着性や耐久性を高めることがあります。
よく使われる下地は ニッケル や パラジウム。
ニッケルは価格が安く、密着性を高めるのに優秀ですが、金属アレルギー反応を起こしやすい金属としても広く知られています。
最近は「ニッケルフリー」をうたう製品も多いですが、完全にニッケルを使わないかどうかは、工場やロットによって違うので注意が必要です。
金属アレルギーが心配な方ができる工夫
短時間から試してみる
いきなり長時間の着用ではなく、まずは1〜2時間だけ試すと安心です。
肌の変化を観察する
赤みやかゆみが出たらすぐ外し、症状が落ち着くまで様子を見る。
信頼できるショップを選ぶ
返品や交換に応じてくれるお店なら、万が一合わなかった場合も安心です。
Rolo.の対応について
Rolo.では、ゴールドメッキの商品も必ず私自身が着用テストをしています。
テストアイテムを1週間ほどかけて、左右どちらかにシルバー、もう片方にゴールドを着けて経過を確認します。
それでも、すべての方に金属アレルギーが出ないと保証できるわけではありません。
万一お肌に合わなかった場合は、お届けから14日以内であればご返金対応 を行っていますので、安心して一度お試しいただければと思います。
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